【視察レポート】長崎スタジアムシティ「ハピネスアリーナ」

こんにちは。
練馬区議会議員の佐藤力です。

視察2日目の2か所目は、2024年10月に開業した「ハピネスアリーナ(長崎スタジアムシティ内)」を訪問しました。
練馬区でも現在、総合体育館の改築が検討されており、その参考として今回の視察を実施しました。


目次


長崎スタジアムシティとは

長崎スタジアムシティは、長崎県長崎市の旧三菱重工業長崎造船所幸町工場跡地に整備された大型複合施設です。

  • 開業予定:2024年10月14日
  • 敷地面積:約75,000㎡
  • 延床面積:約183,373㎡(駐車場約1,100台)
  • 構成:
    • 約20,000席のサッカースタジアム「PEACE STADIUM Connected by SoftBank」
    • 約6,000席の多目的アリーナ「HAPPINESS ARENA」
    • 日本初のスタジアムビュー・ホテル、商業施設、オフィス棟など
  • 運営主体:株式会社リージョナルクリエーション長崎(ジャパネットグループ)
  • 目的:民間主導の地域創生、観光・移住の促進、スポーツ文化の振興

ハピネスアリーナの概要

ハピネスアリーナは、サッカースタジアムと並ぶ施設の目玉であり、バスケットボールB1リーグの「長崎ヴェルカ」の本拠地でもあります。

  • 所在地:長崎市幸町(長崎スタジアムシティ内)
  • 開業:2024年10月14日
  • 収容人数:約6,000席(うち3,000席はシーズンシート)
  • 施設構成:多目的屋内アリーナ(バスケット・バレー・フットサル・コンサート・展示会等)
  • 命名権:コカ・コーラボトラーズジャパンとの提携による「HAPPINESS ARENA」
  • 運営:株式会社リージョナルクリエーション長崎

音響・照明・映像演出(センターハングビジョン・リボンビジョン)にも力が入れられ、機材の持ち込みなしでも高品質なライブ開催が可能とのことでした。


ハピネスアリーナの特徴と注目点

  • 自動可動式観客席を採用し、小規模イベントにも柔軟に対応
  • 空席が目立たない構造で、観客の満足度と臨場感を向上
  • 音響設備が非常に高性能で、ライブ機材の持ち込み不要
  • 屋上には市民向けのフットサルコート・3人制バスケットコートを設置
  • プロバスケ「長崎ヴェルカ」は、かつて埋まらなかった会場もこのアリーナでは連日満席
  • チケットのリセールは独自アプリ「スタPAY」を活用し、キャンセル分の払い戻しと地域内消費へ誘導

視察を終えての感想

今回視察した「ハピネスアリーナ」は、スポーツとエンターテインメントが融合した、まさに次世代型の多目的アリーナでした。
特に「音響へのこだわり」「観客席の可変性」「地域と連動した経済循環の仕組み」などは、今後の練馬区の総合体育館改築において非常に参考になる要素です。

スポーツの試合だけでなく、地域の交流や文化振興の拠点としての機能も重視されており、こうした理念は区民の満足度を高める上で重要だと再認識しました。
練馬区の体育館整備においても、単なる「施設」ではなく「まちづくりの拠点」としての視点を持つことが、今後の計画にとって重要だと感じました。


▶ 長崎スタジアムシティの詳細はこちら:
https://nagasakistadiumcity.com

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