こんばんは。
練馬区議会議員の佐藤力です。
今回は、よくいただくご質問「中学校は無償化されているの?」について、公立と私立の違い、そして東京都の支援制度(私立中学校等授業料軽減助成金)を、ポイントを絞ってわかりやすく解説します。
目次
- 公立中学校は「何が」無償なのか?
- 私立中学校は無償化ではなく「授業料負担」がある
- 東京都の支援「私立中学校等授業料軽減助成金」とは
- 申請の流れ・注意点(ここが大事)
- 今後の論点:公立中学校が「選ばれる学校」になるために
1. 公立中学校は「何が」無償なのか?
まず結論から言うと、公立中学校(義務教育)で無償なのは「授業料」です。
一方で、誤解されやすいのですが、給食費・教材費・校外学習費・部活動関係費など、家庭で負担する費用が残るケースがあります。
ポイント
- 公立中学校:授業料は徴収されません(=授業料は無償)
- ただし:授業料以外の費用は、学校や自治体の方針により負担が発生することがあります
2. 私立中学校は無償化ではなく「授業料負担」がある
次に私立中学校です。私立は、学校運営の仕組みが公立と異なるため、原則として授業料の負担があります。
そこで東京都は、私立中学校に通う子供の保護者を対象に、授業料負担を軽減する制度を用意しています。
3. 東京都の支援「私立中学校等授業料軽減助成金」とは
東京都は、私立中学校等に通う子供の保護者を対象に「私立中学校等授業料軽減助成金」を実施しています。
ポイントは3つです。
① 年10万円を上限に授業料を補助
助成額は、年額10万円(上限)です。
実際に支払った授業料の範囲内で助成され、授業料の負担が少ない場合は助成額が10万円に満たないこともあります。
② 所得制限なし(令和6年度の申請から撤廃)
所得にかかわらず申請できる仕組みに変わり、対象が大幅に広がりました。
③ ただし「無償化」ではない
あくまで「授業料の一部軽減」です。入学金、施設費、教材費など、授業料以外の費用まで全てが対象になるわけではありません。
4. 申請の流れ・注意点(ここが大事)
制度を使ううえでの実務ポイントです。
- 申請はオンラインが基本(案内は学校経由で配布されることが多いです)
- 申請は年度ごと(前年に申請していても、原則その年度はその年度で申請)
- 授業料が全額免除の場合は対象外になることがあります
- 申請期間は例年9月〜10月頃が目安(年度により変わるため、必ず最新の案内を確認)
学校から配布される案内(申請サイト・必要書類・スケジュール)をまず確認し、分からない点は東京都私学財団等の窓口に相談するのが確実です。
5. 今後の論点:公立中学校が「選ばれる学校」になるために
国では、高校段階の授業料支援(いわゆる高校無償化)をめぐる制度見直しが進んでいます。こうした流れが整理されてくると、中学校段階でも「どこまでを公的に支えるか」という議論が深まっていく可能性があります。
そのときに大切なのは、制度議論と並行して、公立中学校が「選ばれる学校」になっていくことです。
- 学力だけでなく、探究・体験・地域連携などの学びの充実
- 部活動・働き方改革を含めた持続可能な教育環境
- 不登校支援、特別支援、いじめ対策など安心の土台づくり
私も引き続き、子供たちの未来のために、最適な教育が受けられる環境整備に全力で取り組んでまいります。
よくある質問(Q&A)
Q:中学校は無償化されているのですか?
A:公立中学校(義務教育)は授業料は無償です。
ただし、給食費や教材費など授業料以外の費用は負担が残る場合があります。
私立中学校は無償化ではなく、東京都では年10万円を上限に授業料を補助する制度(所得制限なし)が用意されています。




