おはようございます。佐藤力です。
5月8日、デイリーニュースオンラインが発表した「東京メトロ副都心線沿線の治安が良い駅ランキング」で、練馬区内の駅が2つもランクインしていました!パチパチパチ
<東京メトロ副都心線沿線の治安が良い駅ランキング>
第1位 雑司が谷駅(豊島区)
第2位 地下鉄赤塚駅(練馬区)
第3位 西早稲田駅(新宿区)
第3位 北参道駅(渋谷区)
第5位 氷川台駅(練馬区)
この結果だけを見ると、あたかも練馬区の治安が非常に良く、練馬区民として誇らしいことのように見えます。
しかし、よく元の記事を見てみると、このランキングは”駅周辺”の犯罪発生件数が少ない駅のランキングでした。
では、区全体ではどうなのか。
以下は23区の犯罪認知件数を色別に表示したものです。
また、以下は犯罪認知件数を少ない順に並べたものです。
練馬区は、23区中17位。
この件数は、ひったくりや万引き、空き巣、強盗などなど様々な犯罪の件数が合算されているものです。
件数が多いからといって一概に治安が悪いとは言えないと思います。
ここで私が言いたかったことは、「情報リテラシー」です。
インターネットには様々な情報が氾濫しています。
情報は切り口を変えれば、良くも悪くも見せることができます。
氾濫している情報をそのまま鵜呑みにしてしまっては、誤った判断を下してしまうおそれもあります。
重要なのは、「FACT(事実)は何か?」ということです。
今回、練馬区民にとってグッドニュースだと思ったので、紹介しようと色々と情報の裏側を確認していったら、このような結果になったので、あえて情報リテラシーの観点から紹介させていただきました。
最後に、治安の話に少し戻させていただきますと。
治安の良さは地域のつながりの強さに比例するという話もあります。
私たち一人ひとりが地域に関心を持ち、地域に目を向けることが、犯罪の予防につながります。
治安向上のためにも、地域力を高めることが大切ですね。