こんばんは。
練馬区議会議員の佐藤力です。
今回は、今話題の新作マンガ『魔界の議場』について。
「政治マンガ」という珍しいジャンルでありながら、多くの読者から共感と注目を集めている作品です。
目次
1.『魔界の議場』とは?

『魔界の議場』は、2025年にスタートした政治をテーマにした新感覚のヒューマンドラマ作品です。
物語は、15年間引きこもっていた元ニートの青年が、ひょんなことから千葉県外房の市議会議員選挙に立候補するところから始まります。
政治の世界というと、「ドロドロした権力争い」「裏側の駆け引き」というイメージが強いかもしれませんが、
この作品はそうした要素よりも、“政治家のピュアな想い”や“人としての葛藤”に焦点を当てています。
2.作者は超豪華タッグ!
原作は、あの『ドラゴン桜』で知られる三田紀房先生。
そして作画は、『家裁の人』の魚戸おさむ先生が担当しています。
教育と社会、そして人間ドラマを描いてきた二人の巨匠がタッグを組んだ、まさに“異色のコラボレーション”です。
実はこのお二人、練馬区にもゆかりのある漫画家さんたち。
地元の議員としても、これは応援せずにはいられません。
3.物語のあらすじ
主人公は15年間の引きこもり生活を経て、社会との接点を失っていた青年。
そんな彼が、あるきっかけから「政治で社会を変えたい」と決意し、市議会議員に立候補することになります。
選挙活動のリアルな描写や、周囲との人間関係の中で成長していく姿は、
政治家として活動する私自身も共感する部分が多く、胸に刺さるシーンが多々あります。
4.作品に込められた想い
『魔界の議場』は、単なる政治風刺ではなく、「政治とは、人と人とが向き合う営み」であることを丁寧に描いています。
選挙や議会の仕組みを通じて、読者に「政治参加って、もっと身近でいいんだ」と感じさせてくれる内容です。
政治を“遠い世界の話”から“自分ごと”に変えるきっかけになる、そんな作品だと思います。
5.読んで感じたこと
私も第1巻を読んでみましたが、主人公の揺れ動く心情や、思うように行動できないもどかしさがリアルに描かれており、
気づけば一気に物語に引き込まれていました。
三田先生らしいテンポのよい展開と、魚戸先生の温かみある筆致が融合し、
“人間くさい政治ドラマ”として、これから社会現象になる予感がします。
政治に関心がある人も、普段はあまり関わりがない人も、ぜひ一度読んでみてください。
きっと“政治”が少し身近に感じられると思います。
▼『魔界の議場』 原作/三田紀房 漫画/魚戸おさむ | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館
https://bigcomicbros.net/work/86009/

