こんにちは。
練馬区議会議員の佐藤力です。
「地域に飛び出す公務員はえらいのか⁉」
皆さんはどう思いますか?
私の答えは、
「えらくない」
です。
昨日、中野区職員による自主勉強会「NAS」に参加しました。
そのテーマが、「公務員が変われば地域も変わる?~地域に飛び出す公務員はえらいのか~」。
酒井直人 中野区長をはじめ、様々な地方自治体で活躍されている公務員の方々が、このテーマについて熱い議論を交わしました。
みな口をそろえて言うのは、「地域に飛び出すことに大きなメリットがある」ということです。
・人脈や思考の幅が広がる
・多様性を受入れられる
・柔軟な発想ができる
などなど。
私も実感があるので、大きく共感しました。
これからの公務員に求めれることは、これまでのような前例踏襲で安定的な行政運営を行う能力ではなく、社会状況の変化を察知し、柔軟な発想で新しいことにチャレンジしていく能力です。
少子高齢化、人口減少、人口構成の大きな変化、また、それに伴う社会状況の様々な変化があり、先の見えない時代となっています。
その時代を生き抜き、練馬区をさらに発展させていくためには、職員が意識を変えていかなければならないと、職員時代から強く思っていました。
特に、基礎的自治体(住民に一番身近な自治体)の抱える課題は、すべて現場に落ちています。
「地域に飛び出すこと」は非常に有用なことであり、これからの時代に必要不可欠なことだと考えています。
では、なぜ地域に飛び出す公務員はえらくないと考えるのか。
それは、地域に飛び出すことが、特別でえらいのではなく、当たり前の社会になってほしいと願うからです。
職員時代にこのようなことを言っていると、よく言われたのは、「地域に飛び出すことの大事さはわかるけど、どうしたらいいのか分からない」「仕事が忙しくて、そんなことをしている暇はない」など。
その思いもよく分かるので、まずは、地域に飛び出している公務員と触れ合い、身近な小さなことから始めるのが大事だと考えています。
ですので、今回の勉強会に、職員時代の仲間を誘って参加してきました。
公務員が地域に飛び出すことが当たり前の社会となるためには、
・業務時間内に一定時間、地域活動に充てる時間を設けること
・地域に飛び出している職員を評価する仕組みをつくること
が必要であると考えています。
皆さんは、 「公務員が変われば地域も変わる?~地域に飛び出す公務員はえらいのか~」 というテーマについて、どのように考えますか?