こんばんは。
練馬区議会議員の佐藤力です。
さて、今回のテーマは、「低所得の子育て家庭への臨時給付金」についてです。
●子供一人10万円の臨時給付金
さて、12月9日、練馬区議会は、今年最後となる第4回定例会を閉会しました。
今回の定例会において、低所得の子育て家庭への臨時給付金についての補正予算を可決いたしました。
低所得の子育て家庭への臨時給付金とは、急激な円安を背景にした食料品等の物価上昇が拡大・長期化する中、真に生活に困窮する区民へのさらなる支援として、低所得の子育て家庭に対して、練馬区独自に給付金を子供一人あたり一律10万円をプッシュ型で支給するというものです。
支給対象者
今年12月1日以降において、練馬区内に住民票があり、現に子供を養育し、次の (1) または (2) に該当する低所得の家庭となります。
まず、(1) として、令和4年度低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金(国給付金)を練馬区で受給している方で、
① ひとり親世帯
ア 令和4年4月分の児童扶養手当受給者
イ 公的年金等の受給により、児童扶養手当を受給していない方
ウ 家計が急変し、収入が児童扶養手当受給者と同じ水準になった方
② ひとり親世帯以外
ア 令和4年4月分の児童手当または特別児童扶養手当を受給し、住民税非課税の方
イ 18歳未満の児童を養育している住民税非課税の方
ウ 家計が急変し、収入が住民税非課税者と同じ水準になった方
(2) 令和4年5月~令和5年3月までのいずれかの月から児童扶養手当を受給し、(1) を受給していない方
となります。
対象人数
8,500世帯、12,900人くらいになる見込みとなっています。
給付スケジュール
12月中旬に対象者を抽出し、案内を送付。
受取拒否の申出がなければ、12月下旬に、国の給付金または児童扶養手当の支給口座に振込む予定となっています。
また、1月以降、新たに対象になった方に対して、毎月中旬に、対象を抽出して、案内を送付し、下旬に給付金を振込む流れとなっています。
家計が急変した方においては、申請書を提出いただき、内容確認し、問題がなければ、振り込む形となります。
今回の給付金は、低所得の子育て家庭に限定したものとなっていますが、他にも、生活に困窮している子育て世帯は多数いらっしゃいます。
特に、今後、練馬区だけでなく、日本において、少子化、人口減少という問題は非常に大きなものとなります。
これからの日本の未来を担う子供たちには、しっかりと予算を割いていくことが重要であり、子育てしやすい環境をつくっていくうえで、親の所得に関わらず、全ての子供が平等に扱われるべきであると考えています。
先の委員会においても、今回の給付金に関わらず、さまざまある子育て支援策に対する所得制限は撤廃するよう求めました。
私も小さい子供が三人いますので、現役子育て中の議員として、引き続き、子育てしやすい環境づくりに取り組んでまいります。