こんばんは。
練馬区議会議員の佐藤力です。
さて、今回のテーマは、『大江戸線延伸による効果』についてです。
● 大江戸線延伸による効果
昨年12月に練馬区が令和10年度までの計画を示した『第3次みどりの風吹くまちビジョン(素案)』を公表しました。
1月15日までビジョンに対するご意見を募集していますので、ぜひご覧いただき、ご意見をお寄せいただければと思います。
そのビジョンの中に、初めて、大江戸線を延伸した場合に、人口がどれくらい増加するのかを試算した結果を明示しました。
その試算によると、大江戸線が延伸することで、終端駅である大泉学園町駅の隣接地域は約0.2万人、土支田駅・大泉町駅の隣接地域は約0.5万人、そのほかの沿線地域は約1.4万人増加し、合計約2.1万人増加するという試算結果がでました。
また、この延伸地域における人口増加の試算結果を踏まえて、大江戸線延伸を考慮した人口推計も行いました。
その結果、延伸を考慮する前は、練馬区の人口のピークは令和23年で約75万人でした。
延伸すると、ピークは令和26年まで延び、人口は約3万人増の約78万人となります。
今回の推計は、令和7年度から大江戸線延伸の事業化に向けた手続きが進められると仮定しています。
行政は、たらればの話はあまりしたがりません。
そんな練馬区が、残念ながら、いまだ事業化の決定までには至っていない大江戸線延伸を、事業化したと仮定しています。
今回の推計結果は非常に重要な資料でありますが、それと同レベルで、未確定の事業を事業化したと仮定していることが非常に画期的なことであると考えています。
当然ながら、大江戸線延伸を決定し、実施する東京都もこの資料を見ているはずであり、練馬区としても相当勇気のいる判断があったと考えています。
この仮定が現実となるよう、引き続き、大江戸線延伸の有用性の高さなどを東京都や国に訴え続けながら、大江戸線延伸の早期事業化・早期実現に向けて取組んでまいります。