こんばんは。
練馬区議会議員の佐藤力です。
さて、今回のテーマは、『令和6年度予算の審議~土木費』についてです。
● ランドセルカバーと自転車用ヘルメット
先週まで、37日間にわたる練馬区議会第一回定例会が閉会しました。
メインとなる議題は、来年度の予算についてです。
その審議を行う予算特別委員会にて、私が行った質疑のうち、今回は「土木費」についていくつかご紹介させていただきます。
ここで行った内容は2つです。
一つ目が「ランドセルカバー」について。
二つ目が「自転車用ヘルメット」について。
まず「ランドセルカバー」についてですが、皆さんも必ず目にしたことがあると思います。
小学一年生が必ずランドセルに着けている黄色いカバー。
これは、子供たちが安全に通学できるように、新しく小学生になる子供たちに練馬区からプレゼントしているものです。
私の頃からありましたので、歴史のある事業となっています。
このカバーは私の頃とは異なり、現在はねり丸のイラストが描かれており、かわいいデザインとなっています。
ただ、このデザインは、10年近く同じものを使っています。
ですので、より子供たちに愛着を持ってもらい、大切に扱ってもらえるよう、実際に使用する子供たちに、このカバーのデザインを選んでもらうことを提案しました。
具体的には、事前に3パターンくらいデザイン案を用意して。
イラストも、ねり丸だけでなく、銀河鉄道スリーナインであったり、アトムであったり、もしくは、東映のキャラクターであったり、はたまた、オリジナルのデザインであったり。そういったデザイン案を複数用意して、
新一年生が必ず受ける「就学時健康診断」の際に人気投票を行い、一番人気が高かったデザインのものをみんなに配布するというものです。
こうすれば、特段、予算を増やす必要がなく、知恵と工夫で、子供たちの愛着度を高めるとともに、自尊心を育むことにもつながると考えてています。
練馬区からは、前向きに検討する旨の答弁をいただいています。
次に「自転車用ヘルメット」について。
道路交通法の一部改正により、昨年4月からすべての自転車利用者に乗車用ヘルメットの着用の努力義務が課されました。
それを受けて、7月から区内の対象店舗で自転車用ヘルメットを購入された方には、購入費時補助として最大2000円を助成する事業を行っています。
今年度は、助成予定件数を1万件と想定して予算を組んでいましたが、現時点で2,000件程度しか申請がありませんでした。
そのため、来年度は予算額を実績ベースに合わせて、目標件数を5000件としています。
この事業の本来の目的は、自転車運転時のヘルメット着用率を向上させることです。
まだまだ、街中を見ても着用率は低く、さらなる啓発活動が必要な状況です。
ですので、助成の目標件数を考えるにあたっては、実績ベースに合わせるのではなく、目標件数を達成するよう、購入者のニーズに合った制度に変えることが必要だと考えます。
そのため、区内の街の自転車屋さんだけではなく、大手チェーン自転車ショップなどでも活用できるよう求めました。
練馬区からは、「希望があれば、相談に乗る」としていますので、ぜひまだ対象店舗でない自転車屋さんは練馬区に相談してみてください。
また、近々、チェーン店も増える見込みとのことです。
販路を拡大しても助成件数が増えない場合は、助成金額の拡充も求めていきたいと思います。