おはようございます。
練馬区議会議員の佐藤力です。
練馬の力を伸ばすために、全力で頑張ってまいります。
今回は、すでに始まっている来年4月(令和8年度)入園の保育園申込みと、保育園と同様の長時間預かりを行う区独自制度「練馬こども園」について、今年度の変更点/スケジュール/選考の仕組み/費用/便利制度/実務チェックリストまで、失敗しないコツをギュッと解説します。
これから申込みをする方、制度の全体像を短時間で把握したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
① 今年度のポイント・スケジュール・申込みの流れ
今年度の重要ポイント(3点)
- 原則オンライン申請:紙の一式挟み込み・専用封筒は廃止。必要書類は区HPから各自ダウンロード、オンライン提出が基本です。
- 就労等の要件を明確化:特に自営業・フリーランスは根拠書類(開業届の提出状況、直近の稼働の分かる資料 等)を早めに準備。
- 第一子の保育料も原則無償化:ただし、延長保育料・園用品・行事費等の実費は別。(テロップ)第一子も無償化※実費別
スケジュール(令和8年4月入園)
- 1次受付:10月1日〜11月7日 17:15必着
- 1次内定発表:2月中旬(例年:2月13日目途)
- 2次受付:11月10日〜翌年2月20日 17:15必着
- 2次内定発表:3月上旬(例年:3月11日目途)
申込みの流れ(5ステップ)
- 情報収集:認可/認可外で申込み先・期限が異なります。まず種類を把握。
- 見学・志望園決定:通園動線と生活リズムで比較し、最大13園まで希望記入。
順位での有利不利は基本なし。実際に通える順に並べるのがコツ。 - 書類準備:就労証明、医師意見書、ひとり親・障害・同居親族の保育不可証明など、世帯に応じて追加書類が変化。発行に時間のかかるものを最優先で依頼。
- オンライン申請(原則):来庁不要。途中保存OK、アップロードで不備防止。
- 提出後の変更・追加:所定フォームから速やかに。当月の申込締切日までに受理されたもののみ当月調整に反映(締切後は翌月扱い)。
② 選考の仕組み(指数+調整指数/同点時の優先)
選考は「保育指数」(父母それぞれの就労・状況 等)+「調整指数」(きょうだい在園、緊急度など)の合計で判定。指数は完全に公表され、透明性の中で入園者が決定されます。区のLINEで指数シミュレーションが可能で、園ごとの過去の最低指数(ボーダー)も公表されています(参考ベース)。
同点時の優先(要旨)
- 練馬区在住(転入予定含む)を優先
- 保育指数が高い児童を優先
- 保育料の滞納がない世帯を優先
- 事由の類型順:災害>不存在>障害>疾病・負傷>就労>介護・看護・就学>出産>就労(内定)>求職
- きょうだい在園(同園、継続在園が要件)を優先
- 同時に複数子の申込み世帯を優先(一定の例外あり)
- 住民税所得割が低い世帯を優先(年度切替に注意)
※細かな適用条件・但し書があるため、原本の表・資料で必ず確認してください。
③ 保育料・費用
- 保育料:第一子も原則無償化。多くの世帯で月額0円に(認可・認定こども園等/認可外は上限引上げで実質無償相当)。
- 実費:延長保育料・給食副食費・園用品・帽子・行事費などは別途。園・年齢で差が大きいので見学時に実額確認を。
- 延長保育:必要性・利用実績、園の受入枠で決定。勤務シフト・お迎え体制を事前に整理して申請。
④ 練馬こども園(区独自)
区独自の幼保一元化として認定された私立幼稚園(認定こども園含む)で、夏・冬・春休みを含め通年、9〜11時間の預かり保育を実施(教育時間も含む、園差あり)。
魅力
- 幼児教育のカリキュラム+長時間預かり
- 園ごとの特色(給食・送迎バス・課外 等)で選択肢が広い
申込み・問い合わせ
- 基本は各園へ直接。
- 2号認定(長時間保育)の認定こども園は、保育課入園相談係または各園に確認。
比較のコツ
- 実際の通勤・下校ルート、預かり時間帯、定期利用料・給食の有無、課外ラインナップを実数で比較。
直前チェックリスト(実務)
- 希望園は通える順に13園まで並べたか
- 就労証明・医師意見書など発行に時間がかかる書類は先行で依頼したか
- オンライン申請を途中保存→提出まで完了したか(添付の解像度・枚数確認)
- 17:15必着に間に合う提出方法を選んだか(特例の消印有効は対象限定)
- 同点優先の細則(きょうだい在園の時期・住民税年度の切替等)を原本で再確認したか
まとめ
今年度はオンライン申請が原則、就労要件の明確化、第一子の保育料も原則無償化が大きなポイント。スケジュールと同点優先の細則を押さえ、書類先行・通える順の志望順位で臨めば、ミスなく戦略的に進められます。疑問点はコメントや公式LINEへお気軽に。
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