練馬区の施設予約がもっと便利に!新・統一予約システムが令和8年1月からスタート

おはようございます。
練馬区議会議員の佐藤力です。

令和8年から導入される新しい「区立施設予約システム」について、わかりやすく解説します!
これまで求めていた、複雑な予約システムがシンプルになります。

これまでの課題:バラバラな予約システム

練馬区ではこれまで、公共施設を利用する際に以下のように複数の予約システムが運用されてきました。

  • 公共施設予約システム
  • 地域集会施設予約システム
  • 区民・産業プラザ予約システム

それぞれのシステムで、登録方法・抽選日・利用時間・支払方法が異なっており、利用者からは「わかりにくい」「面倒だ」といった声が多く寄せられていました。

たとえば、施設Aは紙で登録、施設Bはネット、施設Cは電話のみ対応…といった具合で、毎回の予約で別々の手続きが必要。これは大きな負担でした。

こうした状況を改善するため、練馬区議会では以前から「施設予約システムの統合」を提案し続けてきました。

新しい予約システムのポイント

そしてついに、令和8年1月から、区内112施設が「統一予約システム」に切り替わることが決定しました!

今回のシステム改革には、次のような大きなポイントがあります。

① IDと登録の一元化

1団体(または個人)に1つのIDを発行すれば、すべての施設の予約が可能になります。
オンラインでの団体登録・予約申し込みにも対応し、利便性が大幅に向上します。

② 抽選・申込ルールの統一

施設ごとに異なっていた抽選日や空き枠申込日程も整理され、利用者が混乱しにくくなります。

③ 利用時間を「1時間単位」に

これまでの「午前・午後・夜間」といった枠単位の予約から、1時間単位での利用が可能になります(一部施設を除く)。

加えて、キャッシュレス決済にも対応するため、予約から支払いまでオンラインで完結できるようになります。

システム統合の本当の意味:「ルールの標準化」

単に予約サイトをひとつにまとめただけでは意味がありません。
今回のシステム統合で重要なのは、「どの施設でも同じ感覚で予約ができる」ようになったことです。

これはICT導入の本質であり、区民サービスの質を高めるうえで非常に重要な進歩です。

今後の課題:学校施設の予約もオンライン化を

今回の統一予約システムに含まれていないのが、小中学校などの学校施設です。

練馬区では、地域の皆さんに体育館や校庭を開放していますが、
・空き状況の確認は電話
・申込書は紙で提出
・支払いは窓口で現金
と、いまだに非常にアナログな手続きが残っています。

利用者にも学校側にも大きな負担となっており、今後はこうした学校施設の予約も、統一システムに統合していくべきだと考えています。

今後のスケジュール

  • 令和7年10月:キャッシュレス決済スタート、新システムでの団体登録受付開始
  • 令和8年1月:新システムでの予約受付スタート(令和8年7月分〜)
  • 令和8年7月:新システムでの利用開始、旧システムは停止

まとめ:誰もが使いやすい行政サービスへ

これからの行政サービスに求められるのは、「誰でも」「どこでも」「簡単に」使えることです。

今回の予約システムの統合は、その実現に向けた大きな一歩です。
しかし、まだ課題もあります。今後もすべての区立施設がシームレスに利用できるよう、提案を続けていきます。

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