こんばんは。
練馬区議会議員の佐藤力です。
現在、厚生労働省が子宮頸がんワクチンの積極的勧奨にむけて議論を進めています。
子宮頸がんは世界的に、女性がかかるがんの中で2 番目に多いがんとなっています。
日本でも、毎年約11,000 人の方が子宮頸がんにかかり、約2,800 人の方が亡くなっています。
また、30 歳代までにがんの治療で子宮を失う方も毎年約1,200 人いらっしゃいます。
2013 年4 月に、小学6 年生から高校1 年生の女子を対象に定期接種化されました。
しかしながら、ワクチン接種後に体の痛みなどを訴える声が相次いだため、同年6 月に厚生労働省は「積極的接種勧奨を差し控える」よう通知を出しました。
ワクチン接種の副反応や、案内がされないことなどにより、子宮頸がんワクチンを接種する人が激減し、2017年のデータによれば、日本での接種率は0.3%となっています。
おそらく近いうちに積極的勧奨が始まるのではないかと思います。
そこで大事になってくるのが、安心して接種できるようにするために、科学的なエビデンスに基づいて、ワクチンのメリット・デメリットを丁寧に説明すること。
そして、無料接種期間が過ぎた方が接種を希望した場合、接種費用を助成することが大事です。
9月28日から2週間かけて、練馬区議会において、令和2年度の決算について審議してきました。
私は、その場で、この子宮頸がんワクチンについて取り上げ、練馬区に対応を求めました。
皆さんが安心して接種できるよう、環境を整え、子宮頸がんで苦しむ方が減るよう取り組んでまいります。
●小学校6年~高校1年相当 女の子と保護者の方へ大切なお知らせ (概要版)
https://www.mhlw.go.jp/content/000679259.pdf
●子宮頸がん(HPV感染症)予防(練馬区HP)
https://www.city.nerima.tokyo.jp/hokenfukushi/hoken/yobo/kodomo_yobo/teiki/Cervical_Cancer.html