【練馬区学童クラブ】待機児童は?障害児の受入れは?


こんばんは。
練馬区議会議員の佐藤力です。

今週の佐藤力チャンネルのテーマは、「学童クラブ」についてです。
「学童クラブの待機児童の状況はどうなのか」「障害児の受入れはどうなっているのか」などについてお話していきます。


●学童クラブ・ねりっこ学童クラブ

現在、令和4年度予算の審議を行っています。
予算の概要については、以前の動画で取り上げていますので、そちらをご覧ください。

▼練馬区の令和4年度予算について▼
https://youtu.be/yay8c-07z_I

予算審議の中で、学童クラブについて取り上げましたので、今回は、その話をしていきたいと思います。

練馬区の学童クラブの在籍児童数は、年々増加傾向にあり、今や小学校低学年の3人に1人が学童に在籍している状況となっています。
また、入会申込者数も、区内における保育園の受入れ拡大の影響等により、増加傾向が続いており、合わせて、待機児童数も増加傾向にあります。

そういった状況下の中で、練馬区としては、待機児童対策として、学童クラブと子供たちの居場所である「ひろば事業」を融合させた「ねりっこクラブ」を展開することで、定員枠の拡大を図っています。
また、帰宅することなくひろばや児童館に行ける「ねりっこプラス」や「ランドセル来館」事業を実施し、子供たちの居場所の確保を行っています。

このねりっこクラブの実施は、定員枠の増大を図るだけでなく、学校敷地内での実施となるため、子供たちにとって、より安全・安心な居場所となります。
学校の空きスペースなどに課題はありますが、基本的には、学童クラブは、学校敷地内の設置が望ましいと考えています。

現在の学童クラブにおいて、学校の敷地内にある施設と学校外にある施設の数は、それぞれ54施設と35施設となっており、割合にすると61対39となっています。
在籍児童数でみると、70対30であり、ねりっこクラブの推進により、学校内での定員枠の増大が図られ、安全安心な居場所づくりが進められていることが分かります。
一方で、障害児の受入れ状況を見てみると、学校内外の児童数の割合は57対43で、学校内が多いものの、全体の割合と比較すると、障害児の方がより多く学校外の施設で受け入れられています
このことの一番の要因は、障害児の受入れ枠の考え方にあります。

基本的な考え方として、児童の集団活動維持の観点から、児童20名に対し1名の障害児を受け入れています。
合わせて、児童館や地区区民館に併設の学童クラブについては、学童クラブ室以外にも活用可能な部屋を確保しやすいこと、学童クラブ職員以外にも職員の応援を期待できることから、20名に1名の考え方を超えて受入れを行っています。
さらには、来年度から、導尿やインスリン注射など医療的ケアが必要な児童についても、受入れ枠の拡大を図っていきます。
そうすることにより、障害児の方は、入会希望先を限定しなければ、必ず学童クラブに入会できる状況となっています。

ただ、現状としては、学校敷地外の学童に通う障害児が多くいます。
子供によっては、学校外の学童への移動に不安があるため、ヘルパーを活用している子もいます。
障害のあるなしにかかわらず、どの子供も危なっかしいところはありますが、できるなら、障害児は、移動におけるリスクが少ない、学校敷地内の学童で受け入れられたらなと思っています。
そのため、今回の質疑において、20名に1人という障害児枠の考え方を緩和し、それぞれの学童での受け入れ枠の拡大を図るよう求めました。

練馬区としては、今後のニーズなど情勢を踏まえて検討していくとの回答をいただきました。
引き続き、子供たちにとって、より安全・安心な居場所づくりに尽力してまいります。

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