こんにちは。
練馬区議会議員の佐藤力です。
今週の佐藤力チャンネルのテーマは、「地域別防災マップ」についてです。
先日、練馬区旭町で地域別防災マップを活用した訓練を行いました。地域別防災マップとは何か?自分の住んでいる街にはあるのか?などについてお話していきます。
●地域別防災マップ
さて、この「地域別防災マップ」とはどんなものかというと、その名のとおり、特定の地域に特化した防災マップです。
マップは両面印刷されており、地震編と水害・土砂災害編とに分かれており、避難拠点など災害が発生したときに避難する場所や、消火器・AEDの設置場所、災害が発生した際に危険となる恐れのある場所など、地域に特化した情報を掲載しています。
マップの作成にあたっては、地元地域の方々にご協力をいただき、3回のワークショップを開催し、地域を歩きながら、出た意見を集約して作成されました。
●地域別防災マップを活用した訓練
先日、この地域別防災マップを使った訓練を、練馬区や旭町2・3丁目町会、光が丘警察、消防署が協力して実施しました。
当日は、5、60名位の住民の方が参加し、地域別防災マップを活用しながら、水害や地震について訓練を行いました。
内容としては、まず、9時に「避難指示が出た」ということを想定して、9時半までに自宅から水害の避難所である「旭町地域集会所」に、地域別防災マップを使って、危険な場所を確認しながら、避難しました。
ちなみに、「避難指示」については、別の動画で解説していますので、そちらもご覧ください。
そのあと、コロナ禍における避難所や物資の紹介、土のうステーションなどを見学しました。ここまでは水害に対する訓練です。
その後、地震に対する訓練として、防災マップを確認しながら、避難拠点である旭町小学校へ避難し、そこで、土のうの作り方やAED、起震車体験などを行いました。
さらに、防災マップをブラッシュアップするためにワークショップを行い、意見などを出し合いました。
普段の訓練と比較すると、比較的若い方が多く参加しており、日頃訓練に参加したことがない方の参加も多かったのではないかと思います。
地域別防災マップなど訓練のツールは、つくって満足してしまうことが多いですが、このように訓練で活用していくことで、真に活きたツールにすることができます。
これまで、旭町2・3丁目以外にも、関町地区や大泉学園町4・5丁目などで地域別防災マップが作成されています。
今後も、災害リスクの高い地域から順に、ワークショップを開催して、マップを作成していきます。
また、今年度は、我々が要望した「災害時のトイレ対策」の普及啓発のために、簡易トイレの配布事業も実施されます。
いつ起きるか分からない災害に対しては、日頃からの準備や対策が非常に大事になってきます。
最近、地震が多発していますし、これから夏に向けて、水害のリスクも高まってきます。
ぜひ皆さんも、この機会に、災害への対策を見直していただければと思います。