【練馬区】18歳以下の医療費無償化が2023年4月よりスタート!


こんばんは。
練馬区議会議員の佐藤力です。

さて、今回のテーマは、「18歳までの医療費無償化」についてです。
来年4月より、18歳まで医療費が無償化になることが公表されましたので、今回は、このことについてお話していきます。


●18歳までの医療費無償化

さて、今年3月、突如、東京都は、高校3年生までの医療費を無償化することを発表しました。
練馬区など各自治体に全く事前の相談がなく、財源が不明瞭ということで、これまで特別区長会と東京都との間でさまざまな議論が行われてきました。
しかしながら、各自治体としては、実施するには早い方が良いということで、財源の負担割合についての議論は先延ばしにし、来年4月から医療費を無償化することを決めました。

内容としては、これまで中学生までは医療費が無料になっていますが、それをそのまま、対象年齢を18歳まで引き上げるというもので、所得制限や窓口での1回200円の自己負担なしで、誰でも18歳以下の方であれば、無料で医療が受けられるようになります。

練馬区での対象人数は18,000人で、所得制限内の方が13,600人、所得制限を超過する方が4,400人となっています。
また、中学生以下の人数と合わせると医療費無償化の対象となる子供は11万人になります。

医療費無償化にかかる経費としては、システム改修などの準備として2,200万円、令和5~7年度までの医療費や事務費として毎年5.7億円かかる見込みです。
そのうち、練馬区の負担分は、所得制限を特別区の要望により撤廃したので、経費の4分の1を負担することとなり、準備経費として300万円、令和5~7年度までの医療費や事務費として毎年1.6億円かかる見込みとなっています。

令和8年度以降の経費の負担割合については協議中となっていますが、仮に東京都と区が折半するとなったら、毎年4億円弱の経費が発生することが見込まれ、練馬区の財政に大きな影響を与えます。

今回の18歳までの医療費の無償化は、一方的に、東京都が決めた財政負担を各区に強いることであり、到底受け入れることはできません
東京都がやると言ったんであれば、しっかりと東京都が、財源についても責任を持つ必要があります。
この点は、引き続き、区長会を通じて、要望していきます。

いずれにしても、来年4月から18歳以下の方までの医療費が無償化になります。
医療証の発送は3月後半を予定しています。

https://satoriki.net/line/

https://linktr.ee/RIKI.SATO


僕と一緒に「練馬の力」を伸ばしませんか?

練馬の力サポーターズクラブ