【練馬区】コミュニティバス『みどりバス』の赤字額は?

こんばんは。
練馬区議会議員の佐藤力です。

さて、今回のテーマは、「練馬区のコミュニティバス『みどりバス』」についてです。


●練馬区コミュニティバス『みどりバス』

さて、皆さんは、みどりバスをご存知でしょうか。
また、利用したことはありますでしょうか。

みどりバスとは、練馬区のコミュニティバスの愛称で、電車やバスなどの地域公共交通が利用しずらい地域『公共交通空白地域』の改善のために運行しているバスのことを言います。

練馬区における『公共交通空白地域』の定義は、鉄道駅から800m以上、30分に1便の運航を行っているバス停から300m以上離れている地域のことを言います。
この図の赤色のエリアが練馬区内の公共交通空白地域となります。

みどりバスは、現在、西武バスと国際興業に委託し、練馬区内で6ルート、予備車両も含めて20車両により運行を行っています。
運行日は、年末年始を除く毎日で、利用料金は大人220円、子供110円の他、65歳以上の方などは半額で乗車することができます。

路線によって、利用人数や運行経費などにバラツキがあるのですが、全体の実績はこの表のとおりになります。
コロナ前までは、年間110万人以上の利用がありましたが、コロナ後は若干回復傾向にあるものの80万人前後と低迷しています。
そのため、運行にかかる練馬区の負担金額や割合が年々増加傾向にあります。

令和3年度の運行経費の内訳を見てみると、総経費が3億4,600万円で、そのうち、運転士の人件費や燃料代などバスを走らせるのに必要なランニングコストは3億200万円、車両購入費などイニシャルコストは4,400万円となっています。
また、運賃収入は1億1,400万円なので、運行における赤字、練馬区の負担分はランニングコストの62%にあたる1億8,800万円で、イニシャルコストを合わせると、総経費の67%にあたる2億3,200万円となっています。

民間バスであれば、赤字路線は廃線などになってしまいますが、みどりバスの運行目的は、公共交通空白地域の改善や高齢者・障害者などの交通弱者の方を含めた区民全体の生活行動力の向上を図るといった、福祉バス的な要素も含まれているため、継続して事業を実施しています。

しかしながら、練馬区の財政も豊かではないため、赤字を少しでも減らす取り組みとして、利便性向上による利用者数の向上や有料広告の獲得などに取り組んでいます。
今年10月には、道路整備の完了に合わせて、保谷ルートの終点をこれまでの保谷駅南口から北口に変更したり、練馬光が丘病院の開院に合わせて、ルート変更をしたことにより、少し利用者数が増えているといいます。

これまでもみどりバスに関して求めていることとして、まず1つ目として、利便性向上に向けて、電車やバスなどの乗換案内をしてくれる民間サービスにおいて、みどりバスも検索されるようにすること
2つ目として、利用者のニーズや動向をAIなどを活用して、把握、分析し、ルートやバス停設置場所の変更を行うこと
そして最後、3つ目として、30分に1便の運航を行うことです。

もともと練馬区の『公共交通空白地域改善計画』において記載があるものの、コロナによる利用者数の減や運転士の確保などに課題があるため、実現できていません。
ただ、交通インフラとして、使いやすく、普段使いできるようなものでなければ、今後、大きく利用者数の改善は難しいと考えています。

また合わせて、みどりバスだけでは、まだまだすべての交通不便地域の解消は難しいため、規制改革を行い、『ウーバー(Uber)』に代表される、自家用車をタクシー代わりに使うライドシェアの導入を実施すべきであると思います。
ライドシェアを実施することで、都内だけでなく、地方の交通不便地域の解消にも大きく貢献すると考えています。

引き続き、交通インフラを担当する委員会の委員長として、区民の皆さんの交通利便性の向上に向けて、取り組んでまいります。

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