新年あけましておめでとうございます!
練馬区議会議員の佐藤力です。
さて、今回のテーマは、「今年はどんな年になるのか」についてです。
●今年はどんな年になるのか
昨年も令和2年、3年に引き続き、新型コロナウイルス対応に追われた一年でした。
特に、夏の第7波では、1日当たりの東京都の新規陽性者数は最大で4万人を超え、第5波の7.3倍、第6波の1.8倍となる148万人の方が感染しました。
しかしながら、感染者数に占める死者数を示す致死率は、デルタ株が感染の主流だった第5波が0.414%であったのに対して、オミクロン株が主体の第6波は0.143%、第7波では0.091%で4分の1程度に下がっています。
厚生労働省の専門家組織は季節性インフルエンザの致死率を最も高い推計値で0.09%と試算しており、新型コロナウイルスの致死率は季節性インフルエンザ並みに下がってきていると言えます。
そういった背景もあり、現在、国では、新型コロナウイルスの感染症法上の扱いを現在の『2類相当』から、季節性インフルエンザ並みの『5類』へと見直す検討が進められています。
昨年2022年の干支は『壬寅(みずのえ・とら)』。
この干支が示す意味は『厳しい冬を越えて、芽吹き始め、新しい成長の礎』です。
新型コロナウイルスに対しては、変異が繰り返されたことにより弱毒化が進み、先ほどお話しましたが、ようやく感染症法上の取扱いについても議論が本格化し始めました。
また、防衛力を向上させるために防衛費を増額することや、『国家安全保障戦略』『国家防衛戦略』『防衛力整備計画』のいわゆる安保三文書の改定を閣議決定し、特に、『国家安全保障戦略』において、有事の際、敵のミサイル基地などを攻撃できるという『反撃能力』を明示しました。
これらは、これまで必要性が叫ばれていたものの、なかなか踏み出すことができなかったことです。
まさに昨年の干支が意味することを体現したものであると思います。
そして、今年の干支は『癸卯(みずのと・う)』。
意味は『寒気が緩み、萌芽を促す』です。
これまでの努力が実を結び、勢いよく成長し飛躍するような年になると考えられます。
ただ、易学者の安岡正篤先生は、「癸卯の年は、万事・正しく筋を通してゆけば繁栄に向かうが、これを誤ると紛糾し動乱する意を含んでいる」としています。
前回の『癸卯(みずのと・う)』の年である1963年の出来事を見てみると、
所得倍増計画を打ち出した池田勇人首相が第三次内閣を発足させ、東京オリンピックを翌年に控えて、日本経済は右肩上がりの時代でした。
また、今でも人気を誇っているNHKの『大河ドラマ』が放送開始した年でもありました。
その一方で、アメリカではケネディ大統領が暗殺され、また、日本ではプロレスラーの力道山が殺害されたりするなど不穏な事件が多発しました。
つまり、干支から考えると、今年を飛躍の一年とするためには、原理原則をしっかり認識し、引き続き、繁栄に向けて努力を重ねながら、着実に歩みを進めていくことが大事であるということを示していると思います。
今年一年、明るい未来となるよう、全力で頑張ってまいります。
本年も、佐藤力、そして、佐藤力チャンネルをよろしくお願いいたします。