【練馬区】学校施設の安全対策は万全なのか?


こんばんは。
練馬区議会議員の佐藤力です。

さて、今回のテーマは、『学校の安全対策』についてです。


● 学校の安全対策

これまで学校は、昭和62年の教育改革によって、「開かれた学校」として地域住民の方にも子供たちへの教育にかかわってもらう学校づくりを推奨してきました。
そのため、門を開放するなど、学校関係者以外も入りやすい環境づくりが行われてきました。

しかし、平成11年に京都市伏見区の市立日野小学校において、2年生の男子児童が男に包丁で切られて死亡する事件が発生。
その後、平成13年には、皆さんも記憶に残っていると思いますが、大阪府池田市にある大阪教育大学付属池田小学校において、児童8人が刺殺され、教員を含む15人が重軽傷を負った事件が発生しました。
この日本中を震撼させた事件が学校の安全対策を見直す契機となり、危機管理マニュアルの作成や防犯カメラの設置、不審者対応訓練などが全国の学校で進みました。
また、今では当たり前となった、防犯対策用品の「さすまた」も配備されるようになりました。

その結果、学校内で発生した犯罪件数は、警察庁によれば、池田小事件が起きた平成13年は約4万1600件でしたが、令和元年は約1万860件と、約4分の1に減りました。
とはいえ、年間1万件以上発生しており、今年3月には、埼玉県戸田市の中学校で少年が学校内に侵入し、教員を切りつけるという事件も発生しています。

そこで、3月の予算特別委員会において、学校施設の門を自動で開閉できる電子錠を設置するよう求めました。
早くも区が対応いただき、先月の第3回補正予算において予算が付きました。
今後、数年かけて順次、各学校に電子錠が整備されていきます。
これで絶対安全という対策はありませんが、引き続き、子供たちが安心して勉強できる環境整備に取り組んでまいります。


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