【2024年問題】練馬区にも減便の波が


こんばんは。
練馬区議会議員の佐藤力です。

さて、今回のテーマは、『みどりバス減便』についてです。


● みどりバス減便

今回は、「みどりバスの減便」についてお話していきます。
これまでみどりバスは、30分1便運行を目指して取り組んできました。
しかしながら、昨今の人手不足の流れの中で、特にバス運転手は、給与が低く、労働時間が長いと言われており、担い手の確保が大きな課題となっていました。
そこに加えて、今年4月からドライバーの年間時間外労働時間の上限が960時間に制限される、いわゆる「2024年問題」が運転手不足に拍車をかけています。
そのため、現行のダイヤを維持することが困難な状況となったため、国際興業に委託しているみどりバスの北町ルートと氷川台ルートが4月より減便となります。

具体的には、北町ルートは、練馬光が丘病院発の最終便が、氷川台ルートは、光が丘公園と練馬北町車庫発の始発便と、光が丘公園発の最終便が減便となります。
また、光が丘公園を16時10分に出発する便については、終点を光が丘公園から、練馬駅に変更となります。
その中で、唯一増える便として、練馬光が丘病院の開院に合わせて到着する、羽沢3丁目発の便が新規に創設されます。

国際興業は、みどりバス以外にも、光が丘駅を発着する土支田循環線を廃止し、豊島区や北区、板橋区、足立区でも減便を実施します。

ちなみに、土支田循環を国際興業と一緒に運行している西武バスの便は引き続き、運行します。
このバス運転手不足の課題は、今後、ますます大きな問題となり、他のバス事業者でも減便や廃止の話が出てくるのではないかと危惧しています。
今後、バス運転手の確保に向けて取り組みを進めるとともに、デマンド型交通やライドシェアなど新たな交通手段の構築が急務であると考えています。
来年度以降、練馬区は、現在の課題を明らかにし、新たな地域公共交通の方向性などを盛り込んだ『地域公共交通計画』を策定する予定となっています。

引き続き、誰もが移動に苦労せず、暮らしやすい街づくりに取り組んでまいります。


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