こんにちは。佐藤力です。
7月21日、練馬区立男女共同参画センターえーるとねりパパ(練馬イクメンパパプロジェクト)が協働で実施した講座に参加してきました。
講師は、心理カウンセラーの内田良子さん。
【プロフィール】
NHKラジオの電話相談「子どもの心相談」元アドバイザーで、現在も都内保健所にて心理相談員として活躍中。また、「モモの部屋」を主催し、不登校・引きこもりなどのグループ相談会も開いている。
テーマは、「0~3歳児の子育て」。
5才と0才11ヶ月の子を持つ親として、非常に興味深い内容であり、ハッとさせられるものでした。
ご講演の内容のほんの一部ですが、紹介させていただきます。
*子育て情報をインターネットに頼りすぎるのは危険。
子どもは日々成長していき、一人ひとり成長スピードは異なる。子どもの成長の全体像を理解しないまま、インターネットで場当たり的に情報収集してしまっては、間違った全体像を描いてしまう恐れがある。目黒区の虐待事件も、歪んだ早期教育・食育によって引き起こされてしまったものである。まずは一冊、育児書(「育育児典」(毛利子来 著、山田真 著)など)を読むことが大切。
*赤ちゃんの「泣く」はお願いごと。
言葉が話せない赤ちゃんは泣くことで自分の要求を伝えている。泣き声は親への呼びかけであるため、親はまずは返事をし、抱っこし、安心感を与えてあげる。また、言葉が理解できないときでも、積極的に話しかけ、コミュニケーションを取ってあげることが大切。
*「イヤ、イヤ」は「待って」「あとで」。
「魔の二歳児」とも言われる「イヤイヤ期」。これは自己主張の始まり。言葉がまだうまく話せないから、つい「イヤ」と言ってしまうだけで、子どもとしては「待って」「あとで」と返事しているだけ。大人はあまりムキにならないようにする。
*子どもの成長の基本は、真似をすること。
第一子は親を、第二子以降は兄・姉の真似をして成長していく。親の日々の生活をしっかりするだけで、子どもはしっかり成長する。
内田先生が何度も言っていたのは、「子育てはほどほどがいい」ということです。
子どものことを思えば思うほど、「英語や勉強ができるようにしたい」「他の子と比べて成長が遅い」「発達障害なのかもしれない」などなど、色々と神経質になってしまうもの。
そうすると、徐々にストレスやイライラが募り、時には感情的に子どもを怒ってしまうこともあります。
それって本当に子どものためになっているのでしょうか。
子育ては期間限定。
どうせやるなら楽しいほうがいいですよね。
「子育てはほどほどに」と思うだけで、気持ちが楽になります。