静寂の中の攻防戦『ゴールボール』

こんにちは。
練馬区議会議員の佐藤力です。

ゴールボールという競技をご存知でしょうか?

 ゴールボールとは、視覚障害者にために考案されたスポーツで、視覚に障害のある人たちが行うチームスポーツです。第二次世界大戦で視覚に障害を受けた傷痍軍人のリハビリテーションプログラムとして考案された障害者スポーツ独自の競技です。
 選手は視力の程度にかかわらずアイシェードという光も入らないゴーグルをつけて1チーム3人で行います。コートの大きさはバレーボールと同じで、両サイドにサッカーのゴールと同じようなゴールがあります。鈴の入ったゴム製でバスケットボール位の音の出るボールを転がしあい、点を奪い合います。

日本ゴールボール協会

現在、IPC(国際パラリンピック委員会)の加盟団体であるIBSA(国際視覚障害者スポーツ協会)の公認競技となり、パラリンピック大会夏季大会20競技の一つで、視覚障害者の正式種目(球技)として行われています。

11月3日(日)、足立区総合スポーツセンターにて、2019日本ゴールボール選手権大会が開催されましたので、子どもたちと観戦に行ってきました。

観戦にはルールがあります。
選手は、ボールに入った鈴の音とレフェリーのコール、笛を頼りにプレイします。また、相手チームの選手の声や息づかい、足音を聴き分けてディフェンスします。
そのため、私語や歓声があると、プレイに支障をきたすため、静寂の中で競技が行われます。

子どもたちは、車いすラグビーを観戦した際の「がんばれニッポン!がんばれニッポン」という応援になれてしまったため、静かに観戦するのが難しかったようです。

以下の映像は、男子決勝戦の様子です。

視界が完全に遮られ、音しか頼りがないと考えると、非常にハイレベルな攻防戦を繰り返していることが理解できると思います。

あえて歩き回り足音を立てたり、見えない中でゴール隅にシュートを決めたり。
また、ボールの音を聞いて、瞬時に手や足を出したり。

ゴールボールという競技自体は知ってはいましたが、観戦して初めて、奥が深いスポーツだと理解することができました。

関係者の方からお話を伺うと、「まだまだパラスポーツへの理解が乏しい。大会を開催する会場がなかなか見つからなかったり、資金面でも厳しい。大会を開催するのは容易ではない」とおっしゃっていました。

来年、パラリンピックが開催されます。
これからはパラスポーツの時代であると考えています。

練馬区においても、パラスポーツの普及促進を図るために、積極的にパラスポーツ大会の誘致を行っていくことが大事であると考えます。

ゴールボール競技で、パラリンピック東京2020大会のメダルを獲得することを期待しています!

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