こんばんは。
練馬区議会議員の佐藤力です。
さて、今回のテーマは、「CPサッカー」についてです。
今月行われるCPサッカーの国際大会に、友人が日本代表として出場しますので、今回は、CPサッカーについてお話していきます。
●CPサッカー
さて、皆さんはCPサッカーというスポーツをご存知でしょうか。
CPサッカーとは、脳性まひを持った方による7人制サッカーのことです。
今月27日からイタリアでCPサッカーの国際大会が開催されます。
そこに、私の練馬区職員時代の同期である芳野竜太さんが日本代表として出場します。
芳野さんはCPサッカーの日本代表のキャプテンとして活躍し、一度引退したものの、昨年の東京パラリンピックを観戦して、活躍するパラリンピアンに感化され、また日本代表に戻ってきました。
芳野さんは、「障害があってもサッカーやスポーツを諦めないで欲しい。子供たちに少しでも夢と希望を届けたい」という想いでチャレンジしています。
友人としてとても誇らしく、ぜひとも活躍されることを願っています。
CPサッカーが対象とする脳性まひは、健康な子供が急に倒れて脳に損傷をおってしまうケースが多々あります。
また、現在は、医療の進化に伴い出産が高齢化し、脳性麻痺が増えるとも言われています。
「パラリンピックの父」ともいわれるルートヴィヒ・グッドマンは、「障害者スポーツを行うと、身体の調子や心の動きを良い状態に保持することができ、これは社会への再適応を助け、また働いている障害者にとってリクリエイトの理想的形式である」としています。
芳野さんも、「スポーツがある事で障害に対しても前向きな気持ちになれたり、自分の運命を乗り越える自尊心の高まりに繋がる」と言っています。
しかしながら、まだまだ障害者の方が気軽にスポーツにチャレンジできる環境は整っていません。
東京パラリンピック閉幕後、約7割の国内障害者スポーツ競技団体において、強化費や運営費が不足傾向にあります。
この傾向は、我々の障害者スポーツへの興味関心度合いにも比例していると考えています。
パラリンピックの開催によって高まった障害者スポーツへの注目をさらに高め、東京パラリンピックのレガシーとして、障害者スポーツのさらなる普及促進をしていかなければなりません。
現在、日本CPサッカー協会では、日本代表チームへの支援金の募集を行っています。
少しでもお力添えいただければと思います。
詳細は以下をご覧ください。
http://jcpfa.jp/archives/1838/
これからも、障害者アスリートの活躍や障害者スポーツの魅力を多くの方に知ってもらい、「私もチャレンジしてみたい」と思う方を増やすとともに、障害者スポーツがしやすい環境を整備するなど、障害者スポーツのさらなる普及促進に取り組んでまいります。